インタラクティブブック 『工尺スケッチブック』は、中国の伝統的な記譜法である工尺譜をテーマにしたインタラクティブな書籍である。本書では、工尺譜の文字を再設計し、線の運筆方向・太さ・大きさを整えることで、視認性を高めた一組の書体を提示している。書籍の構造には30音の手回しオルゴールムーブメントが組み込まれ、記譜内容に対応した穿孔紙テープをムーブメントに差し込み、クランクを回すと譜面に記された音が実際に鳴り響く。ワイヤー綴じのハードカバー製本は背と積層するページを露出させ、構造そのものを見せている。このデザインにより、読者は視覚・聴覚・触覚を通して工尺譜を学ぶことができる。